引き寄せの法則のステップ1：自分にとって望ましくないことを知る｜ザシークレットでエイブラハムが語らなかった秘密

引き寄せの法則について、興味を持っている人や知識をつけた人、実践してみた人は多くいますが「最初に何をするか」と問われると「え？」となる人は多いです。

とりあえずノートに書いたり、祈ったり願ったりすれば良いんじゃなくて？と、引き寄せの法則っぽいことをあれこれやっていれば、自然と願いが叶うと思っています。

ところが、どんなものでもそうであるように、正しい引き寄せの法則というものにも、きちんとした順序というものが存在します。

・引き寄せの法則ってどう進めていくの？
・引き寄せの法則の具体的なやり方を知りたい

こうした疑問をお持ちの人もかなりいらっしゃいますので、この記事では

・引き寄せの法則の実践における詳しいやり方
・引き寄せの法則の最初のステップ

これらについて、映画『ザ・シークレット』に、賢人エイブラハムとして登場している、ジョー・ヴィターレ博士の解説を入れつつ、引き寄せの法則の秘密であるミッシング・シークレットに10年、自己啓発に20年従事している専門家が解説します。

こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。

記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。

ステップ1：自分にとって望ましくないことを知る

五つのステップのうち、正に出発点と言える最初のステップは、不満に思っていることは何か？と自分に問いかけることです。

ヘンリー・デヴィッド・ソローは「人は静かな絶望の中で生きている」と言っています。

実は、この地球に住んでいる圧倒的大多数の人は、ソローのこの言葉と全く同じ状態にいます。

しかし今、あなた自身は、これよりもマシな状態にいるのではないでしょうか？平均的な人は、オーディオに耳を傾けたり、本を読んだりはしません。

ただ、9時から5時まで、型通りの仕事に出かけています。

いつも愚痴をこぼしながら、会社のウォータークーラーの周りにたむろし、噂話をしたり、テレビで嫌なニュースを見たりして失敗するようにプログラムされています。

この状況から抜け出して、新たな段階に登ろうともしません。彼らは、学ぶ意志と機会を作って、それに耳を傾けたりしないのです。

つまり、あなたのようなしっかりした意識は持っていないと言えます。

しかし、不満を口にしてマイナス思考を持ちながらも、誰もが皆「状況を変えたい」と願っているのです。

これから取り組む引き寄せの方法の最初のステップでは、自分が不満を言っている全てのことは「実際にはプラスになる」ということを理解してもらいます。人には

・もっとお金が欲しい
・売り上げを伸ばしたい
・ビジネスを改善したい
・減量したい
・もっと健康になりたい
・素晴らしい人間関係を築きたい
・もっと大きな家に引っ越したい
・違う車を所有したい

こういったさまざまな願望があるものです。願望が何であれ、願いのほとんどは、まず今ある状況への不満から生まれてきます。

つまり、あなたを苦しめる腰痛、いつも厳しい上司、クレーマー、上手くいかない人間関係といった、うんざりすることが願望の芽生えるきっかけになっているのです。

でも、普通の人は最初のステップとなる不満を口にしていても、そのままにしています。これは、引き寄せの法則をマイナス方向に作用させているようなものです。

なぜなら、引き寄せの法則の観点から見れば、実際に腰痛にうんざりしているというのは、腰の痛みに意識を集中させてしまうことになるからです。

あなたがやっていることは、腰痛の状態を続ける結果になってしまいます。なぜなら思考、エネルギー、感情、意識が常に腰痛に注がれてしまうからです。

これと同じことが、あなたが口にする否定的なこと全てに当てはまります。自分の車について不満を言っているなら、その車はずっと故障し続けるでしょう。

私も30年ほど前に、ポンコツ車を運転していました。これは故障すると一大事でした。

故障するたび、修理するにはかなりの費用が掛かり、当時は自分の意識が、全てそのことに注がれているように思えました。

車について考えるたび、次はいつ故障してしまうのかと、不安を覚えたものです。

いつ、自分が見捨てられてしまうのだろう。いつ、通りに取り残されたままになってしまうのだろう。

車の故障にばかり頭がいっている限り、車は故障していたことでしょう。

ここまでで学ぶこと

引き寄せの法則を正しく実践するなら、まず最初に自分が望んでいないことを知ることです。

なぜなら、それによって引き寄せの法則を使って、本当に叶えたい願いに気付くことができるからです。

そして、自分が望んでいないことを知ることは、それを拒絶することにも繋がり、拒絶するエネルギーは、本当に引き寄せたい願望へ向けられることになります。

そして、ジョー・ヴィターレ博士も説いているように、望ましくないことを考えているだけでは、引き寄せの法則をマイナスに活用することになります。

しかし、これを行うことによって、ステップ2以降にも繋がってくる部分で、望ましくないことと決別するシーンを作ってあげることになります。

こうして、体系立てられた順序に従って進めていくことが、引き寄せの法則を使って願いを引き寄せるためには重要になります。

よく「願望が分からない」という人がいますが、そういう場合は、この「望ましくないことを知る」ことで、自分が本当に望んでいるものに気付くことができます。

「引き寄せられない」と悩んでいる人のほとんどが、ステップ1となる「望ましくないことを知る」ことをせず、いきなり望む願望の入力から入っていきます。

引き寄せの法則を活用したいのであれば「郷に入っては郷に従え」と同じで、まずはきちんと順序を踏むようにしましょう。

ここまでの重要なポイントは「ほとんどの人が、引き寄せの法則によって願いを叶えている」ということです。ただし、そのベクトルが望む方向とは限りません。

それでは続いて、引き寄せの法則を活用するために、潜在意識のメンテナンス方法について、ジョー・ヴィターレ博士の見解を見ていきましょう。

眼と耳から入る情報を選択する

人生は嫌なことばかりだという人がいます。それなら、一瞬立ち止まって、嫌なことがどこから生まれてくるのか、じっくり考えてみると良いでしょう。

ご承知の通り、私達は否定的なことが氾濫している文化の中に生きています。

テレビやラジオ、新聞、インターネット、媒体が何であれ、あなたがそこから手に入れるのは、ほとんどがネガティブな情報です。

なぜなら、マスコミでは良いニュースよりも、悪いニュースの方が反響が高いと考えられているから、割合も多く取り上げられるのです。

私は今、嫌なことを完全に遮断しています。私は最初、この手段をジャック・キャンフィールドやマーク・ビクターハンセンから学びました。

あるとき私は、彼らが自分の事務所の中では、否定的な話題を出すのを一切禁止していることを知りました。

誰も、否定的なことを話すのを許されないのです。もちろん噂話をしたり、不満を言ったり、テレビやニュースを見たりはしません。新聞も事務所には置いてあります。

どんなものも、どんな形であれ、悲観的なことは全て厳禁なのです。あなたは、あまりにも極端すぎると思われるかもしれませんね。

私は、ニュースを見ることを拒絶するのは、非常に癒しになることに気づきました。今日でも、私はニュースを見ません。テレビ番組もじっくり選んでいます。

映画を見るのは好きですが、あまりに暴力的だったり、心をかき乱したりする映画は避けています。

なぜなら、心に悪いイメージを植え付けられたり、そのイメージが増幅されてしまうのが嫌だからです。それは精神に感染するウィルスです。

こうしたウィルスを自分の意識に感染させてはいけません。このようなイメージで、引き寄せの法則を働かせたくはありません。

つまり、私は自分をクリアにするために、テレビを見ないことにしているのです。新聞も読みません。私はマスコミを拒絶しています。

時々、インターネットでサイトを閲覧し、CNBCのサイトを眺めることはあります。

これは、何がトップの見出しになっているか見るだけで、そのほとんどがマーケティングの立場から見ています。

ここまでで学ぶこと

この部分は、引き寄せの法則を実践する上で非常に重要です。

なぜなら、引き寄せの法則は潜在意識を活用する法則であり、潜在意識はあなたが望む望まないに関わらず、五感に反復されて入ってくる情報を吸収するからです。

実際に私自身も、ニュースは一切見ませんし、新聞は日経新聞のみ、経済の動向を見るためだけに活用しています。

日経新聞は他の紙面に比べて、ネガティブな情報が圧倒的に少ないのと、世界の経済の情報やポジティブな内容が多いので活用しています。

それでも、たまにあるネガティブな部分に関しては、目を通すことはありません。

人は、悪い噂や人の不幸話が大好きです。しかし、それを常に反復していては、あなたの潜在意識はそれに関する情報で溢れ返ってしまいます。

この事実は、ネットニュースや電車の吊り革の広告を見れば明らかです。マーケティングの観点で見れば、人の興味を引くからそういった情報を多く掲示しています。

もし、あなたがそういった環境に身を置くことが何よりもの楽しみであり、それが人生の醍醐味であるなら問題ありませんが、そうでないなら離れるようにしましょう。

それでは最後に、自分が望む情報を取り入れる重要性について、ジョー・ヴィターレ博士の見解を見ていきましょう。

自分が望む情報のみを選択して取り入れる

本当に成功するために、心をプログラムしたいなら、あらゆる方法でニュースは見たり聞いたりしないようにすることです。心を前向きにするものに耳を傾けて下さい。

ヒューストンでもがき苦しんでいたとき、私は車を往復30マイルも運転しなくてはいけない仕事をしていました。

その間、何をしていたかというと、私は常にナイチンゲール・コナント社のオーディオ・プログラムに耳を傾けていたのです。

お金が無かったときは、図書館から借り出し、お金があるときには購入していました。

決してラジオはつけたりせず、ニュースやそのコメントに耳を傾けることもありませんでした。自分の精神を、常に前向きな情報で養っていたのです。

私は独学で勉強しました。車の中が大学だったのです。読み物も、相変わらず自己啓発書を読み続けていました。

私は成長し続けています。いつも自己啓発書、心理学、ビジネス書、他にも多くの本を読んでいます。オーディオプログラムも聞いています。

あなたは、私が否定的なものを見ているのを目撃することはありません。私がニュースを見ている現場を、突き止めることはできません。

私は、こうして自分を守っているのです。そうすることで、人生は遥かに豊かになっていきます。これを自分の教訓にしましょう。

あなたは前向きに、引き寄せの法則を働かせることができます。そのためには、マスコミがあなたの心に送り込んでくる、否定的なものを阻止することです。

ステップ1は、あなたが意識している否定的なことに気づくことです。それがステップ2に向かうためのスタート地点になります。

ここまでで学ぶこと

人は、成長することを辞めてしまったら、そこからゆっくりと落ちていくことしかできません。

ですので、自分が望む情報のみを取り入れ、それを継続することが何よりも重要になります。

実際に、私も自己啓発を学び始めて20年が経ちますが、今でも私達が取り扱うすべてのプログラムを、ずっと周回させて聴き続けています。

もう何周したかなど、周回数を数えることも辞めてしまいました。しかし、その結果見えたものは「人は成長すれば同じ内容でも見える視点が変わる」ということです。

プログラムを聴き、それについて考え、自分の在り方と心構えを形成、メンテナンスするというだけですので、誰にでもできることです。

しかし、この「誰にでもできることを、誰もできないくらいにやる」というのは、どの世界においても通づる黄金律です。

こうして、潜在意識を常にクリアな状態に保っておくことが、引き寄せの法則でも、ナポレオン・ヒルの成功哲学でも、マーフィーの法則でも役に立ちます。

引き寄せの法則を活用できずに悩んでいる人のほとんどが、自分の潜在意識を蔑ろにして、放置してしまっていることに原因があります。

引き寄せの法則のステップ1について真剣に向き合えば、自分の潜在意識とも向き合うようになります。

自分の土台とも言える、潜在意識をクリアにする習慣を身につけ、そして自分が望まないことは何なのかを知ることから始めていきましょう。